♪〜  歌やカラオ ケでよく聞く用語の解説です 〜♪

歌の基本
歌 は声で歌います。声のもとは息です。良い息で良い声になります。良い息・良い声・良い言葉・良い音楽が歌の基本です。

呼 吸法
息の方法は腹式呼吸と胸式呼吸とがあります。息を吸う時に胸が上がるか下がるか、吐く時に上がるか下がるか の違いです。歌は腹式呼吸を使います。

胸式呼吸
息 を吸う時に胸が上がり吐く時に胸が下がる呼吸です。歌う時に胸が下がることになり、息が短くなり、また横隔膜が下がって声の響きが重くなります。

腹 式呼吸
息を吸うと横隔膜が下がり腹部が膨らみます。歌う時吐く時には横隔膜が上向きになり、息が長く、息・声が 上へ行き声の響きが明るくなります。歌には腹式呼吸を使うのが普通です。

発声法
声 の出し方のことです。頭や胸に響いて上へ抜ける声が良い声です。

歌唱法
歌 い方のことです。声や言葉、音程やリズムが正しく、抑揚のある歌い方の方法です。

声質
声 は太い・細い・明るい・ハスキーなど(専門的にはもっとあります)を声質といいます。クセや、ムリのない声がその人の声です。顔が違うと同じように、その 人その人の声があります。

声域
低い声から高い声の 幅のことです。ムリのない発声になると幅が広くなります。

気持の解放
声 は意思の伝達や、感情のある時に使います。意志や感情を伝えようとすると声が出ます。萎縮しては声は出ません。声を出すには気持の解放が要ります。

感 性
美しいとか、きれいとかを感じることです。知性と感性とは脳の使い方が違います。音楽は感性の領域です。歌は 考えて歌うのではなく、感性で歌うものです。

良い声
呼 吸・発声にムリや、クセがなく頭部へ抜ける声のことです。声について言えば「伸び・張り・艶」がある声のことです。

言 葉のニュアンス
簡単にいえばいわゆる棒読みではなく、感情や抑揚のあることばの言い方のことです。そして、ひと つひとつの発音に雰囲気があるということです。

アクセント
歌 や音楽の中の強い音です。強さの位置が変わると感じが変わります。また強さには強さの度合があります。

アフタービート
2拍目,4拍目(偶数拍)にアクセントを置くリズム=裏拍

リ ズム
上記のアクセントの位置に一定のパターンができていると、そのパターンによって感じが生じます。そのパター ンが、「リズム」です。

フレーズ
言葉でいえば文節 の流れのことです。音楽にも、かたまりがあります。そのかたまりの流れのことをフレーズといってもよいでしょう。

メ ロディー
音の高さや長さによって歌ができます。「高さ・長さ」の組合せをいくつも続けたもがメロディーです。そ の組合せによって色々な変化がでます。

あんこ
歌に 挿入された別の歌。例:八代亜紀『舟唄』の中のダンチョネ節

あんちゃん節
母 音を弾ませて調子よく聞かせる唄い方。関西浪曲や北島三郎の歌などで使われてる。オーバーに例えると、「あめがふる」は、あめンエ、がンア、ふンウ、るウ  となる。

うなり
アクセントをつけるため、下 腹に力を入れて鼻と口の奥で強く共鳴させ、うなる唄い方。一歩間違うと、パンチ不足の声だからやってると見られる。

A メロ・Bメロ
ポップス系の歌の構成で言う。唄い出し部分からのメロディーがAメロ、サビへ持ち込む部分のメロ ディーがBメロ。

8ビート
ロックの基本ともいえる、8分音符を基本としたリズム

おかず
歌の節目ごとにギターなど で添え入れるメロディー。これが有ると無しでは伴奏の味、唄いやすさが全然ちがってくる。

男 歌
歌詞が男の心情を表現した歌。

女歌
歌 詞が女の心情を表現した歌。

逆はね
16分音符と付 点8分音符の組み合わせのように、前の音が短く、後の音が長いタター、タターという音運び。例:涙そうそう ふーるいー、あーるばーむ、みーつめー

胸 声
地声に近く、低音を胸に響かせる発声の唄い方。

グ リスアップグリスダウン
音楽用語ではレガート。上がっていく音階や下がる音階の部分で、1音ずつ拾わずに、 気持ちをたっぷり込めて滑らかに唄う方法。

クレッシェンド ⇔ (対語としてデクレッ シェンド)
演奏を徐々に大きく盛り上げる ⇔ (演奏を徐々に小さく弱くしていく)

コー ダ
音楽用語。唄い終わった後の後奏。

こぶし
「こ ぶし」とはもともと長唄や民謡など日本の伝統音楽の用語で、そもそも「小節」という漢字が使われていたのだとか。これは、基本となる旋律の間に細かい節を 入れて装飾する発声技法。それらを歌っていた人たちが演歌に取り入れ始めたのが、今の「こぶし」の起源のようだ。
演 歌で言うこぶしとは楽譜上に表されていないメロディの抑揚のことです。楽譜上に表れないということは、1音の中で高低に少し揺らすということ。その音を動 かす感じですね。「たとえば、ドレミファソというメロディがあったとします。そのときにドとレの間。ここは楽譜には表れませんよね。このドからレに移る間 の音を短く上下させるのがこぶしと考えるとわかりやすいのではないでしょうか。ちなみに、1つの音を長く伸ばして規則的に1秒に6回くらい上下させるとビ ブラートになります。

シャウト
メロディーをふ まえながら、せりふを言ってるように叫ぶ唄い方。
例:【地声系】宮本浩次(エレファントカシマシ)・尾崎豊・ ボノ(U2)【ミックス系】稲葉浩志(B'z)・Hyde(ラルクアンシエル)【裏声系】アンドレ・マトス(元アングラ)・デーモン小暮(悪魔)【凄い 系】Toshi(X-JAPAN)

しゃくり
低 音から高音へ移動するとき、高音の詞の子音を1つ前の低音で発して、母音で高音へ引き上げる唄い方。 例:矢切の渡し やぎりの、わぁ↑たぁ↑しぃ↑ ・  シャ乱QやL'Arc〜en〜Cielも同じような歌い方をしている。

ス タッカート
音楽用語。小石を水面で跳ねさせるように、歌詞の中に小さい「っ」や「ん」を入れて、歯切れよく聴か せる唄い方。例:365歩のマーチ しっあっわっせはー あっるいってこんなっいー

ため る
伴奏より少し遅れぎみに唄い出しつつ、節々の最後できっちりあわせる唄い方。ベテラン歌手がよくやる。

ち りめん
細かく震えた歌声。

転調
曲 調が歌の途中で異なる曲調に切り替わること。歌謡曲では長調から短調、またその逆に変わるものが多い。

と めブレス
例えば、1拍のばすところを半拍で唄い止め、残り半拍で素早く息つぎすること。メリハリを利かせる効果 もある。

泣き節
泣くような唄い方。森進一『おふく ろさん』や美空ひばり『悲しい酒』に代表される

抜け声
鼻 の奥で響かせて、頭のてっぺんに抜けるようなストレートで軽量感のある声質。

ネオ演歌
ネ オを直訳すれば「新しい」。他のジャンルの型やフレーズを取り入れた作風の演歌。

のど声
声 帯を絞って唄う発声。腹から息が出ないので声量がなく、聴きづらく、高音域に弱い。駄目な発声のお手本と言われる。

バース
コーラス前の導入部分。

バッセージ
早いメロディの流れ。メロディとメロディをつなぐ経過的なフレーズ。

は しる
伴奏より早く唄い、節々できっちり合わせるシャンソン風な唄い方。布施明が『シクラメンのかほり』でやって る。

はねる
付点8分音符と16分音符の組み合わせ のように、前の音が長くて、後の音が短いタータ、タータとはねるような音運び

ひっかけ
唄 い伸ばすとき、基音より1度高い音を1つ入れて基音に戻る節回しを瞬時にやる唄い方。これをやるとうまく聞こえる。例:橋幸夫『潮来笠』あのうつりぎなぁ ↑ぁ↓ー  夏川りみ『涙そうそう』なだそうそぉ↑ぉ↓ー

ビブラート
音 高(ピッチ)をかすかに、周期的に上下させて、旋律を美しく表情豊かに彩るテクニック。声楽の理想的なビブラートは毎秒6回前後などといわれる。実際には 音域や音量、声種、音楽のジャンルによっても変わり、曲のテンポや演奏場所の残響時間に合わせて調節されることが多い。
また、ビブ ラートには@喉を使うビブラート A音程の高低で作るビブラート B下半身(横隔膜)を使うビブラート Cアゴで作るビブラート D自然のうねりでかかる ビブラート の五つがあります。

ファルセット
音楽 用語。裏声。声をだんだん高くしていくと、声がひっくり返る音域を唄うときの声。むやみにやりすぎると聴きづらい。

フェ イク
長音で一旦、正しい音程で唄い伸ばしながら、メロディーラインの趣を損なわない範囲で、音をはずす唄い方

フォール
"しゃくり"とは逆に、設定された音程よりも高い音をまず発声し、そこから本来の音程に近づける唄い 方。

巻き舌
ラ行の歌詞を舌を巻いてすべらすように発音する唄い方。股旅もの、任侠ものなど、男気を出す歌で使われる が、バタ臭くもなる。

ゆすり
半音上げて上下に揺す る唄い方。ここ一番で使うと効果的。ビブラートとは異なる民謡のテクニック。長音で使うことが多い。

四 七(よな)抜き
ドレミ・・・のうち4番目のファ、7番目のシを抜いた5音で作られた歌のこと。演歌に多いのでそ う言われる。

ヒトカラ
「一人でカラオケに行くこ と」を指す略語。ヒトカラをする人は「ヒトカラー」と呼ばれる。またヒトカラと対比して、二人でするカラオケを「フタカラ」、多人数でのカラオケを「タカ ラ」と呼ぶこともある。

上がりきっていない
正しい音程に到達していない=フラット、ぶらさがる

アタック
音の出始め。元々 は吹奏楽などで使われる用語。それを歌声に準えて、声の出始めのこと。

オクターブ
簡 単にいうと、「ドレミファソラシド」の事です。1オクターブ下げる、ということは、最初に弾いた「ド」のもう一つ下の音の「ド」から始まっているというこ とです。

オク下
本来歌手が歌っている音から1オク ターブ下で歌う行為を言います。オクターブ下を略したものと思われます。

オンリズム
リズムどうりに歌うこと。

ガイド
カ ラオケのガイドメロディーのこと。ボーカルの主旋律を単音で綴っている。一定以上の歌唱力がある場合邪魔な存在ならしい。

キー
簡 単に言うと、キー1つ分の違い=ピアノ等の鍵盤1つ分(白黒関係なく)の違い。よってドレミファソラシドの音階とは異なります。音楽的には「キー1つ=半 音」「キー2つ=1音」と言ったりします。
カ ラオケ用に演奏された音楽は、原曲と音程が異なるものがあります。なぜかというと、皆が楽しめるよう、男女ごとに平均的な声の高さに合わせて演奏されてい るからです。男性歌手の歌なら男性にとって歌いやすく、女性歌手の歌なら女性にとって歌いやすい音程を考慮しているということです。

キー 上げオク下
男性が女性の歌を歌うときのテクニック。 プロでも女性の歌をキー下げで歌うのはよほどの実力者だけである。(逆に女性が男性の歌を歌うときは、キー下げオク上が基本。)

原 キー派
キーの本来の意味を理解していないがゆえに、原曲のキー以外は認めない主義の人。歌っている歌手本人です らライブではCDよりキーを下げて歌う事もあるようで、キー調整を慎重に行うことはプロの基本でもある。

コ ア
音の中間。アタックとリリースと繋ぐ音間。

シャープする
正しい音程より高いこと。

微ズ レ
音程が微妙に狂っていること。半音ほどズレてたりする。ある程度の歌唱力を持ち合わせるとでてきたりもする。

ブ レスコントロール
息を吐く事は声を出すことと同じですから、歌を思い通りに歌えるように息を自在に操ること。(腹 式呼吸が前提)

ぶらさがる
正しい音程より低い=フラット、上がりきっていない。

ミックス
カラオケでは 「ミックスヴォイス」のこと。地声と裏声を合わせたような発声といわれ、通常細くなる高音部が強く出せるメリットがある。

もたる
正しいリズムより遅いこと。

リ リース
音の切り、声の抜き方。この部分で歌い手の実力の大部分が分かってしまうほど大事なポイント。

ルバート
テンポにとらわれず、自由に感情表現を行うこと。(曲の頭の部分でよく使われる)

レ ガート
音と音との間に切れ目がないようになめらかに歌うこと。スタッカートの対義語。

ロ ングトーン
同一の音を長く伸ばすこと。ビブラートなどでより丁寧に余韻をつけるとものすごく効果的。